株主優待が廃止されやすい優待内容

これから株主優待を始める方向けの記事になります。

2023年3月15日に、ペースメーカーなどの医療機器販売会社ディーブイエックスが、優待廃止と5円増配を発表しました。優待内容はクオカードでしたが、株主優待の必要性が低くなり、廃止されました。ディーブイエックスは以前、東証第一部に上場していましたが、市場再編で東証スタンダード市場に移行しています。この市場では株主数の基準が2200名から400名に下がっているため、株主数を増やすメリットが減ったと考えられます。

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廃止されやすい株主優待内容

クオカード

2023年は77社株主優待を廃止・休止。そのうちクオカード廃止した企業は33社ありました。

プレミアム優待倶楽部

2023年プレミアム優待倶楽部を廃止した企業は12社ありました。

優待制度は個人投資家に自社の特別なサービスや商品を知ってもらうための制度です。純粋にサービスや商品を知ってもらうための株主優待がほとんどですが、一部の株主優待は、業績悪化しているが株価の維持のための戦略で行っている場合があります。

株主優待制度の廃止は、企業の取締役会で決定できます。株主優待の廃止は、事前に知ることはできないため、廃止決定後は極端に株価が下がることがあります。

日本独自の株主優待制度を廃止する傾向があります。株主優待廃止の発表と同時に、増配を発表し、配当での利益還元が増えてきています。

まとめ

クオカードとプレミアム優待倶楽部は廃止されやすいので、廃止されても引き続き投資したい銘柄なのか考えることをお勧めします。

私は優待利回りを考えた投資は行っていません。ディーブイエックスは廃止を発表しましたが、引き続き配当銘柄として保有し続けたいと思います。

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